「雑忠(さいちゅう)」を預かる鈴木家は、屋号を「雑賀屋」と称した廻船問屋で、代々「忠吉」を名乗ってきた。「雑忠」は「雑賀屋忠吉」の通称である。
明治時代後期ころまでは代々廻船業を営み、下田地方特産の伊豆石を江戸へ送り、江戸からは呉服等の物産を運び商いをしてきたと伝えられている。
廻船問屋の「ミセ」を構えていた主屋の建立については1818年(文政元年)との伝承もあるが、下田は1854年に安政大地震の大津波に襲われており、港のすぐ脇にあった当屋敷が無事であった可能性は低い。そのため安政大地震直後の復興時、1854年に建てられたという説が有力と考えられている。
住所
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静岡県下田市一丁目9-15
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