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雑忠の歴史
HISTORY

「雑忠(さいちゅう)」を預かる鈴木家は、鉄砲隊で有名な雑賀衆の流れを汲む一族で、下田で17代の歴史を重ねてきています。江戸時代に「雑賀屋」を屋号とする廻船問屋を興し、当主は代々「忠吉」を名乗ってきました。「雑忠」は「雑賀屋忠吉」の通称です。

明治時代後期ごろまでは代々廻船業を営み、下田地方特産の伊豆石を江戸へ送り、江戸からは呉服等の物産を運び商いをしてきたと伝えられています。

廻船問屋の「ミセ」を構えていた主屋の建立については1818年(文政元年)との伝承もありますが、下田は1854年に安政大地震の大津波に襲われており、港のすぐ脇にあった当屋敷が無事であった可能性は低いはず。そのため安政大地震直後の復興時、1854年に建てられたという説が有力と考えられています。

下田登録まち遺産第1号にも認定されている文化財で、町の案内地図にも目印として掲載されています。現在は建物の一部を宿泊施設として整備しているほか、イベント会場としてお使い頂けるようになっています。

雑忠のご紹介
ABOUT

なまこ壁

建物の外観で最も目を引くのが、この格子模様の美しい壁。

盛り上がった漆喰の形が海にいるナマコに似ていることから「なまこ壁」と呼ばれるこの壁は、日本伝統の壁塗りの様式の一つです。

伊豆では下田や松崎町で現在でもなまこ壁が残っています。

市内で最も大きななまこ壁を誇る雑忠は、下田市の案内地図にも「なまこ壁の家」と表記され、町のシンボルとして広く知られています。

ミセ

正面玄関を入った場所にある土間のスペースは、廻船問屋のミセとして使われていた建物です。

足を踏み入れると、ひんやりとした石の感触と木の香りに包まれ、当時の商人たちの息づかいが聞こえてくるようです。天井の太い梁は船の材木を思わせ、海運業で栄えた雑忠の歴史を体感できます。

現在は飲食イベントや展示会の会場として、新たな文化的交流の場となっています。

奥座敷

雑忠は代々増築を重ねてきた建物で、正面玄関を入って真っ直ぐ進んだこの奥座敷は、明治時代に建てられた場所と伝えられています。

6畳2間の和室と板の間を備えたこのスペースは、ゲストハウスの客室としてはもちろん、10〜20人規模のイベントにもお使い頂くことが可能です。

離れ

戦前に代議士を務めていた当時の当主が迎賓館として建てた離れは、随所に細かな細工が施され、贅沢な和の空気を感じられる空間となっています。

10畳+6畳の和室を備えた離れは、ゲストハウスとしてのご利用だけでなく、お茶会など和のイベントとの相性も抜群です。

雑忠のご紹介
ABOUT

なまこ壁

建物の外観で最も目を引くのが、この格子模様の美しい壁。

盛り上がった漆喰の形が海にいるナマコに似ていることから「なまこ壁」と呼ばれるこの壁は、日本伝統の壁塗りの様式の一つです。

伊豆では下田や松崎町で現在でもなまこ壁が残っています。

市内で最も大きななまこ壁を誇る雑忠は、下田市の案内地図にも「なまこ壁の家」と表記され、町のシンボルとして広く知られています。

主屋(ミセ)

正面玄関を入った場所にある土間のスペースは、廻船問屋のミセとして使われていた建物です。

足を踏み入れると、ひんやりとした石の感触と木の香りに包まれ、当時の商人たちの息づかいが聞こえてくるようです。天井の太い梁は船の材木を思わせ、海運業で栄えた雑忠の歴史を体感できます。

現在は飲食イベントや展示会の会場として、新たな文化的交流の場となっています。

奥座敷

雑忠は代々増築を重ねてきた建物で、正面玄関を入って真っ直ぐ進んだこの奥座敷は、雑忠5代目が隠居所として大正初期に建てたもの。

6畳2間の和室と板の間を備えたこのスペースは、ゲストハウスの客室としてはもちろん、10〜20人規模のイベントにもお使い頂くことが可能です。

離れ

昭和10年代に建てられた離れは、戦前に代議士を務めていた雑忠6代目が、鳩山一郎や大野伴睦といった親交のあった政治家などを迎える迎賓館として使われていました。

随所に雅な細工も見られ、贅沢な和の空気を感じられる空間となっています。

ご宿泊
STAY

宿泊のご予約はairbnbで受け付けております。

イベント利用
EVENT

下田の歴史と文化を感じられる空間でイベントを開催してみたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
利用料金は、イベントの趣旨や内容に応じて、個別にご相談させて頂いております。

イベント例

展示会

人気フォトグラファーの写真展や、地域のクリエイターたちによる作品展示販売会にご利用頂いております。

お茶会

下田高校茶道部の生徒たちによるお茶会の会場として、奥座敷をご利用頂きました。約80人が来場し、生徒たちからのおもてなしを受けました。(主催:下田高校茶道部、協力:ロロ黒船)

日本舞踊と三味線の体験会

下田に移住してきた人や下田の歴史に興味のある人に向けて、土地の伝統文化に触れる機会を作るための企画の場として、奥座敷をご利用頂きました。花柳流師範や下田芸者の指導の下、日本舞踊や三味線体験が行われました。(主催:下田伝統芸能普及促進委員会)

ワークショップ

あじさい祭との連動企画としての「和菓子づくり体験」「フラワーアレンジメント体験」や、地域の子どもたちが下田の風物を描くことで地域の魅力を体感する「イラスト教室」などを開催しています。

飲食イベント

下田のイベント時期に合わせて、コーヒーショップやビールスタンドとしてもご利用頂いております。地元の人はもちろん、なまこ壁を見に来た観光客が立ち寄る姿も見られます。

住所

ACCESS

静岡県下田市一丁目9-15

お問い合わせ

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